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レース展望

峰・濱野谷ら遠征勢を瓜生・西山ら地元勢が迎え撃つ!

ボートレース芦屋の開設71周年記念「G1全日本王座決定戦」が12月6日から開催される。師走の芦屋に全国からトップレーサーが集結。王座をめざして激戦を繰り広げる。

地元の福岡支部からは瓜生正義岡崎恭裕篠崎元志池永太西山貴浩篠崎仁志前田将太古澤光紀岡村慶太塩田北斗高倉和士仲谷颯仁の12人が参戦予定。多彩な顔ぶれで遠征勢を迎え撃つ。芦屋周年での福岡勢の優勝は13年の瓜生正義が最後。10大会ぶりのタイトル奪還を果たしたい。

大黒柱の瓜生正義は芦屋で2回の記念V歴。13年の芦屋周年と14年の九州地区選で優勝している。今年5月の芦屋SGボートレースオールスターでも地元の意地を見せて優出4着に入る活躍を見せたのが記憶に新しいところだ。久々の芦屋記念タイトル奪取へ期待が高まる。

西山貴浩も楽しみだ。今年3月の芦屋周年で優出4着の活躍。待望の当地記念初優出を果たしてV争いを大いににぎわせた。次に狙うは芦屋記念初タイトルのみだ。

篠崎元志は芦屋記念レースで7優出の好実績。ただ優出3着が5回、優出4着が2回でまだタイトルは手にできていない。今度こそ頂点に立って地元ファンを沸かせたいところだ。

その他にも16年にG2芦屋MB大賞で優勝している篠崎仁志や、11月の若松周年で優出3着に入るなど好調な前田将太、3月の芦屋周年では予選8位で準優出した古澤光紀、今年16優出と安定した走りが光る池永太、11月の芦屋一般戦で優勝したばかりの塩田北斗、近況記念レースで予選突破が続いている岡崎恭裕、11月の常滑ダイヤモンドカップで自身4回目のG1優出を飾った高倉和士、3月の芦屋周年では準優4着だった岡村慶太、芦屋初Vを狙いたい仲谷颯仁と福岡勢は好メンバーがそろう。優勝戦ピットを独占するような活躍を期待したい。

遠征勢でまず注目すべきは峰竜太(佐賀)だ。芦屋はドル箱水面で当地記念7優出5Vの実績。芦屋周年では16年~19年に3連覇の偉業を成し遂げ、20年にも優勝して4Vという圧倒的な強さを誇る。今回もV候補筆頭格といって間違いないだろう。近況も10月のSGボートレースダービーで優勝するなど絶好調。3大会ぶり5回目の芦屋周年制覇を狙う。

濱野谷憲吾(東京)も芦屋巧者として名高い。芦屋周年は99年と00年に2連覇を達成し、06年にも優勝して3Vという実績。近年も21年の芦屋SGオーシャンカップで優勝、今年5月の芦屋SGボートレースオールスターで優出2着など当地で好走を連発している。今回もキレ味鋭い走りでシリーズを盛り上げるのか。

大会2連覇を狙うのは寺田祥(山口)だ。今年3月に行われた芦屋周年で優勝。予選を7位で通過し、準優で4コースまくり、優勝戦で4コースまくり差しを決める圧巻の走りで頂点に立った。これまで芦屋周年の連覇は81~83年の常松拓支(3連覇)、90・91年の新井敏司、99・00年の濱野谷憲吾、16~19年の峰竜太(3連覇)が達成している。寺田が5人目に名を刻むのか。

その他では08年芦屋周年覇者の菊地孝平(静岡)や、12年の芦屋SGグランドチャンピオンと19年の芦屋周年でV歴を持つ太田和美(大阪)、3月の芦屋周年で予選トップ通過した平本真之(愛知)、5月の芦屋SGボートレースオールスターで予選3位の活躍を見せた茅原悠紀(岡山)、賞金ランキング上位の桐生順平(埼玉)、山口剛(広島)らも見逃せない存在。冬の芦屋で全日本王座のタイトルを手にするのは誰になるのか。

(データはすべて11月18日現在。カッコ内の表記は支部)